新刊ナビ!(2016年12月)

年末最後の新刊ナビ! 最近(2016年10月以降)に刊行された書籍の中から気になったものを一言を添えて紹介します。心の見方,実験,歴史,情動,遺伝,PTG,霊長類,殺人,睡眠,運動発達,ボランティア,精神医療,子どもとお金と多様な新刊。一年の最後によい本に出合えますように!(編集部)

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L・ウォラック 著, M・ウォラック 著, 岡 隆 訳
新曜社 (2016/11/7)

心はどのようにとらえることができるのだろう?話し方,行動,ソフトウェア,脳などなど七つの見方を紹介し,多面的な理解へ。

アダム・ハート=デイヴィス 著, 山崎 正浩 訳
創元社 (2016/11/9)

代表的な心理学実験を,フルカラーの図版や写真を豊富に用いて紹介。心理学実験の楽しさを実感できる。

大芦 治 著
ナカニシヤ出版 (2016/10/30)

もともとは心理学史の専門家ではない著者が,授業を通じて調べながら執筆した,本格的な心理学史の体系書。じっくり心理学のあゆみを知りたい人にとって有用な一冊。

ジェシー プリンツ 著, 源河 亨 訳
勁草書房 (2016/11/30)

心の哲学を専門とする研究者が,代表的な情動理論をじっくりと解説し,新しい枠組みを提示する。現在の情動研究を知るうえでおいておきたい一冊。

キャスリン アズベリー 著, ロバート プローミン 著, 土屋 廣幸 訳
新曜社 (2016/11/10)

私たちは遺伝的にも多様だ。適切な学習のあり方もやはり多様なのではないか。行動遺伝学,双生児研究の代表的研究者プローミンによる著作。

宅 香菜子 (編)
金子書房 (2016/11/10)

研究が盛んとなっている,衝撃的な出来事に直面した人が見せる成長――Posttraumatic Growthについて,さまざまな最新の議論を紹介する。

山極寿一 (編), 田中雅一 (編)
青土社 (2016/11/28)

「霊長類学の最前線」をいくつかのカテゴリーごとに,第一線の研究者たちが紹介。ヒトとは,霊長類とは。

コリン・ウィルソン 著, デイモン・ウィルソン 編, 松田和也 訳
青土社 (2016/11/25)

人類は,歴史的にいかに殺人を行ってきたのか。この問題に長年取り組んできたコリン・ウィルソンの遺稿をもとにした,息子との共作長編の上巻。

コリン・ウィルソン 著, デイモン・ウィルソン 編, 松田和也 訳
青土社 (2016/11/26)

人類は,歴史的にいかに殺人を行ってきたのか。この問題に長年取り組んできたコリン・ウィルソンの遺稿をもとにした,息子との共作長編の下巻。

アリアナ・ハフィントン 著, 本間 徳子 訳
日経BP社 (2016/11/23)

誰もが知っている,どんな人間に欠かせない睡眠。現代社会の中で私たちはどのような睡眠をとっているのか,睡眠時には何が起こってるのか。

「個」に着目して,赤ちゃんなどの精緻な観察から運動の発達を微細に読み解いていく。

誰が,なぜボランティアに取り組むのか。大規模データを計量的に分析し,ボランティアを生み出すものを読み解いていく。

ミケーレ・ザネッティ 著, フランチェスコ・パルメジャーニ 著, 鈴木 鉄忠 訳, 大内 紀彦 訳
岩波書店 (2016/9/14)

1970年代に精神病院を廃止したイタリア。その改革の中心人物バザーリアとはどのような人物だったのか。ともに改革に取り組んだ人物たちによる評伝。写真も豊富に。

高橋 登 編, 山本 登志哉 編
東京大学出版会 (2016/10/10)

日本,韓国,中国,ベトナムのアジア諸国の中で,子どもとその仲間,家族は「おこづかい」をどのように営んでいるのか,社会文化環境に着目した調査の報告。