日本心理学会に参加しました

2日目。朝に時間が少しあったので名古屋城に寄って行ってみることに。名古屋城入口に着いたら,9時開門でかつ有料(500円)とのこと。それほど見たかったわけでもないので,あきらめて名古屋城を後にする。堀の外から遠目に名古屋城を見つけて(画像の赤丸のところ),これで名古屋城を見たことにする。地下鉄名城線の「名城」って,名古屋城のことだとようやく気づく。

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ベイズと二重過程理論

9時20分前には会場入りして,シンポに。「ベイズ統計学による「研究仮説が正しい確率」の計算――p値からの卒業」と「認知の二重性(3)――批判的思考における二重性」を少しずつ聴講。

昨日もベイズ統計のシンポジウムがあったし,他にも「HMC法によるベイズ統計学の導入と実験データの分析――t検定・分散分析からの卒業」というのもあった。ベイズ統計が少し注目されているようだった。また,二重性というか二重過程理論に関するシンポジウムもいくつか。このあたり,古くから言及されていることだが新たに研究がいろいろされていて,関心が集まっている模様。

学会に出てみるといろいろ見えてくる(こともある)。

打ち合わせから嗜好品へ

その後,某先生と打ち合わせを行う。単著の書き下ろしなので,特徴を出せるといいなと思う。

お昼は朝コンビニで買ってきていたサンドイッチとサラダ。巨大な騎馬のオブジェを前に食す。びっくりするくらい大きい。

whitehorse

 ちなみにこの頃までに会場のおおよその位置関係がわかってきたが,それまでに何度か迷ったり,別の会場に向かったりしてしまった。あいかわらず地図がうまく読めない。

昼の時間帯の「マインドフルネス」の小講演がちょっと気になったのだが,時間が合わなかったので出られず。

午後の最初はポスター会場内の休憩所で打ち合わせ。企画の打ち合わせのほか,派生的にいろいろとお話を伺う。

その後,「嗜好品は人間の生活や人生にどのような影響を与えるか――嗜好品研究の最前線」を聴講。コーヒーやたばこでの一服の研究。あまり心理学ではされていないらしい。意外。

休憩時間の移動中,いろいろな先生とすれ違って挨拶をしたり,近況を伺ったり,こちらの様子を伺われたり。学会に出るといろいろな先生方と出会える。

マインドワンダリング!

2日目最後は「マインドワンダリング!――ぼんやりする心の科学」(「!」はなぜついているのだろう?)。読書中に,ついぼんやりしてしまう身としては気になるテーマである。

マインドワンダリングには,課題の成績が落ちるというネガティブな面もあるし,ひらめきなどのポジティブな面もあるらしい。脳の安静状態を指すデフォルト・モード・ネットワークの研究ともつながるらしい。ほうほう,面白い。発表ではネガティブな面の発表が多かったけど,ポジティブな面も気になるところ。最近増えているようなので,また動向を追いたい。

栄で先生方と食事

さて学会は終了。2日目の夜にはいつも学会の懇親会が開催されているのだが,そちらには出ずに,とある先生方と食事に。午後6時から11時くらいまで,最近のお話だけでなくて昔の出来事も含め,いろいろと貴重な話を伺った。新しい企画につながる話もできた。

ホテルに戻る道すがら,見知った先生同士が話し合われているのを見かける。たぶん,この日はいろいろは場所でいろいろな交流が行われていたのだろうと思う。そういえば後ろの席の方々はポスターを入れる長い筒(通称バズーカ)をもっていた。


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