日本心理学会に参加しました

視線認知とベイズ統計

休憩時間に企画を相談しているとある先生をお見かけして,その後の進捗を伺う。少しずつ進めていこう。

その後,「わたしたちがもっと見つめる先:視線認知をめぐる先端研究(3つ目がとおる)」と「ベイズと認知発達入門」をかけもちで聴講。

仮説通りにはいかなかった研究の発表などもあり,こうやって試行錯誤しながら研究を進められているんだなあと再認識。論文だけ見ていると,いつもきれいに結果が得られているような印象を受けるけど,たぶん失敗と工夫の連続なのだと思う。

シンポジウムはこんな流れで進む

シンポジウムの流れはだいたい決まっていて,数人の話題提供者の発表の後に,それらの発表を下敷きにして指定討論者のコメント。そしてそれに対する話題提供者の回答を経て,会場からコメントを受けて,それに応える,という流れ。

話題提供者はほとんどがスライド(PowerPoint)を利用して発表される。その話題を初めて聞く人にもわかるように工夫されていることが多い。そのことを専門にされている研究者以外の方も,聴講されているからだろう。

指 定討論者は話題提供者の発表を関連づけ,全体の枠組みを提示しつつ,個々の研究を展開させていく,という難しい役回りをされる。その話題について詳しかっ たり,あるいは別の角度から意見してくださりそうな方が指定討論者にあがっていることが多いようだ。話題提供者の話題が多岐にわたる場合に, まとまりをつけていくのはけっこう大変だろうと思う。

事前に指定討論者に資料やPowerPointoを送付していることが多い模様。たしかに,話題提供者の話を聞いてすぐに即興でコメントするのは難しそう。なので,指定討論者が簡単なスライドを事前に作成されていることも。

とある打ち合わせへ

会場を離れて,とある打ち合わせのために栄の西原珈琲店へ。名古屋は喫茶店が多い印象。モーニングも有名だし(行かなかったけど)。落ち着いたお店で混んでいた。

nishiharacoffee秋口スタート予定の某企画の打ち合わせ。次の予定も決まって,1時間ちょいで散会。面白くなりそうだ。

初日のお仕事終了

もう夕方になっていて学会も終わっているので,初日のお仕事終了。味噌カツ丼を食べてホテルでパソコンで少しメールのやりとり。某先生より短めのお原稿が届いていたので,コメントをして返信。持ってきていた『欧米のブックビジネス』を少し読む。

学会の話から逸れるが,2002年発売の書籍で,たしかに少し前ではあるのだが,書籍業界がその頃から激変しており,2000年以降の変化の大きさをあらためて感じる。2000年より前はボーダーズがバーンズ&ノーブルと競ってまだ元気だったし,アマゾンなどのeコマースが出てきたばかりだった頃。その後ボーダーズは破産申請したし,アマゾンの勢いはとどまることを知らない。ひと世代前のeブック(最近のものとは別)の話も出ていて,栄枯盛衰というか,無常というか。


1 2 3 4