パーソナリティ研究アーカイブ

児童虐待をした女性よりも男性の方が厳しく... 『パーソナリティ研究』内容紹介

母親が児童虐待をしていた場合と父親が児童虐待をしていた場合とで,当人への非難の度合いが異なるという知見が欧米の研究から得られています。同じ傾向が日本でも見られるのか,シナリオ法を用いて検討がなされました。(編集部)

人の不幸を面白がる人はゴシップを首謀しや... 『パーソナリティ研究』内容紹介

やるべき作業をサボって周りに迷惑をかけている人が叱られているのを見ると,喜ばしい気持ち(正義型シャーデンフロイデ)が喚起されることがあります。正義型シャーデンフロイデがモラル違反者に対する制裁行動を促すのかを,大学生を対 […]

他者に望ましい印象を与えようとすると,自... 『パーソナリティ研究』内容紹介

私たちは,他人に対して何らかの印象をもたせようと「自己呈示」を日常的に行っています。自己呈示をすると,自分に対する自分の見方も変わるのでしょうか? 外向性と内向性について,自己呈示とその内在化の様相が検討されました。(編 […]

グリットは安定した特性か? 『パーソナリティ研究』内容紹介

「やり抜く力」として注目されているグリットは安定したパーソナリティなのでしょうか。3年間の縦断パネル調査から,グリットの安定性について検討されました。(編集部)

なぜオンラインカウンセリングは続かないの... 『パーソナリティ研究』内容紹介

新型コロナの影響でオンラインによるカウンセリングが広がってきています。継続的なカウンセリングが途中で続かなくなることをドロップアウトと言いますが、オンラインでのカウンセリングではどのような要因によりドロップアウトが生じる […]

いろいろな衝動性を捉える 『パーソナリティ研究』内容紹介

あまり深く考えずにものごとを行ってしまうことに悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。そうした衝動性をどのように測定することができるのでしょうか。5つの側面から衝動性を測定する尺度が日本語に翻訳されました。(編集部 […]

自分は他の人よりも協調的で真面目? 『パーソナリティ研究』内容紹介

自分が他の人よりも優れていると思いますか? 劣っていると思いますか? 欧米の人たちには一般的にみられる自己高揚バイアスが日本人にはあまりみられず,自己卑下さえみられるといわれています。そうした傾向が性格特性の5つの側面に […]

容姿へのとらわれと思いこみの関係――メン... 『パーソナリティ研究』内容紹介

ある調査では日本人の若者の半数に,自分の容姿に関する心配があることが示されています。大学生が抱く容姿へのとらわれ(醜形恐怖心性)に関して,自己や他者の感情,願望,目的,態度などの精神状態に注意を向け,省察する能力であるメ […]

向社会的行動の対象とその動機づけ 『パーソナリティ研究』内容紹介

相手のことを思いやって,または誰かのために行う行動である向社会的行動は,その対象によって行われやすさが異なることがこれまでにわかっています。対象によって向社会的行動の動機づけがどのように異なるかが,小学5年生から中学3年 […]

幼児期から児童期の子どもの学校適応を継続... 『パーソナリティ研究』内容紹介

子ども自身が学校に対して感じる感情を測定する尺度として学校肯定感・回避感尺度(SLAQ)があります。日本語版SLAQの親評定版は未開発でした。幼児期から児童期にかけて,学校移行期間の子どもの適応状態を縦断的に評価するうえ […]