日本社会心理学会に参加しました

2015年10月31日,11月1日に東京女子大学にて開催された日本社会心理学会第56回大会にお邪魔してきました。簡単に様子をご紹介します。

東京女子大学で開催

住みたい街ランキングでは常に上位に入る吉祥寺駅からバスで10分ほどいったところに東京女子大学(略して「とんじょ」とよばれる)があります。中央線と京王井の頭線が通っています。東京女子大学には中央線の西荻窪駅からもバス,あるいは徒歩で行けるようです。

JSSP_2015

9時開始でしたが,受付もあるので15分前には到着。女子大学だからなのか,不審者が入構しないように,学会員には事前に配られている学会プログラムや非会員の人はそれを印刷したもの(学会大会HPに公開されている)を見せないと中に入ってはいけないとのこと。とはいえ持ってきていない人もいて,融通はつけてくださっているようでした。

入り口でネームホルダーを受け取り,受付へ。ここでは大会プログラムの小冊子は参加料に含まれているけれど,論文集は有料で冊子かCD-ROMでもらえるようでした。大会プログラムがあればまあいいので,論文集は購入せず。

口頭発表の様子

最初の時間帯(9時から10時)は口頭発表01~04が開催。その時間帯は感情・動機,文化,対人相互作用,防災・リスクとテーマごとに開催されています。その他に,態度・価値,犯罪・非行,消費,環境,パーソナリティと社会的行動,発達・親子,社会的認知,自己・パーソナリティ,社会的ジレンマ,政治参加・意識,向社会的行動,集団,QOL,身近な対人関係,社会的交換がありました。

だいたい4~5人が発表をするのですが,12分が発表で15分で交代。時間がオーバーしないようにきちんと「チーン」と鳴ってスムーズに進められていきます。登壇者のお一人が,その場の座長を仰せつかって進行を務められています。

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近しい研究テーマが1つの時間帯にまとめられているので,関心のある発表をまとめて聞くことができるようになっています。ただ,ワークショップとは異なり,口頭発表では発表同士をつなぐ人やまとめる人がいるわけではないので,いろいろな個別研究が発表され,それに対して意見交換される,ということかと思いました。

感情・動機

最初の時間帯は感情・動機1を聴講することに。感情や動機に関する研究が4つ発表されていました。感情や動機が社会的行動にどういった影響を与えているのか,といったことに注目されているわけですが,神経活動を調べる研究もちらほら。1時間で4つなので,わりとテンポよく進んでいきました。

次の発表時間帯まで少し時間があったので,書籍展示コーナーを覗いてみることに。休憩室と同じ建物にいくつかの部屋が用意されていました。知り合いの方などと話をしたりしながら一通り回りました。

文化

次の時間帯は文化2の口頭発表へ。テーマのためか時間帯のためかわかりませんが,さっきより人が多く,会場全体が埋まっていました。6つで1時間30分。やはりテンポよく進む。

文化領域では「流動性」が一つのキーワードになっているようで,職場流動性,関係流動性などなど,6つ中5つが「流動性」に関連する研究。残りの1つは「行為主体検知と超越的存在の認識」というテーマ。

流動性というのは新しい関係や職場などに移動しやすいかどうか,ということ(だと思う)。転職が多いとか転居が多いとか,人間関係を新しく構築しやすいかという概念で,そのことと心理傾向や実際の行動とどう関係しているのか,といった関心事のようです(もちろん個別の研究の関心やアプローチは多様ではありますが)。

質問や討議もわりと活発で3分で収まらないケースがしばしば。時間が終わった後もフロアに残って議論されている方々がたくさんおられました。そうやって普段とは違う方々と意見をたたかわせるのがよい研究につながるのだろうなあと感じました。


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