サイナビ!アーカイブ
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書評『こころのやまいのとらえかた』
「こころのやまい」を1つの現象としてとらえ,多層的に眺めていく『こころのやまいのとらえかた』(佐々木淳著)。「多層的に見る」ことは,臨床実践の腕を上げるためにどのような意味をもつでしょうか。伊藤絵美・洗足ストレスコーピン […]
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児童虐待をした女性よりも男性の方が厳しく... 『パーソナリティ研究』内容紹介
母親が児童虐待をしていた場合と父親が児童虐待をしていた場合とで,当人への非難の度合いが異なるという知見が欧米の研究から得られています。同じ傾向が日本でも見られるのか,シナリオ法を用いて検討がなされました。(編集部)
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この研究者を読め! 『心理学を遊撃する』(山田祐樹 著)書評
心理学における再現性問題にまつわるさまざまな課題への自身の取り組みを描いた話題の新刊・山田祐樹『心理学を遊撃する』。じつはこの本、心理学を超えて、いろいろな関心をもつ人に響くポテンシャルをもつかもしれない? 平石界・慶應 […]
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人の不幸を面白がる人はゴシップを首謀しや... 『パーソナリティ研究』内容紹介
やるべき作業をサボって周りに迷惑をかけている人が叱られているのを見ると,喜ばしい気持ち(正義型シャーデンフロイデ)が喚起されることがあります。正義型シャーデンフロイデがモラル違反者に対する制裁行動を促すのかを,大学生を対 […]
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矯正教育と「ナラティヴ」の感動的な出会い 『教育の〈自由と強制〉』書評
矯正教育の現場である少年院と,社会生活への移行の場である更生保護施設での参与観察やインタビュー調査を手がかりに,法務教官や施設職員と少年とが協働して,〈変容の物語〉を創出し再構成していくナラティヴ実践の様相を描き出した, […]
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認知行動療法による「シングル・セッション...
1回のセラピーを最大限活かすにはどうすればよいのでしょうか? 認知行動療法の第一人者ウィンディ・ドライデン博士の著作『CBTによるシングル・セッション・セラピー入門』を翻訳された毛利伊吹・上智大学准教授が,その勘所を解説 […]
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他者に望ましい印象を与えようとすると,自... 『パーソナリティ研究』内容紹介
私たちは,他人に対して何らかの印象をもたせようと「自己呈示」を日常的に行っています。自己呈示をすると,自分に対する自分の見方も変わるのでしょうか? 外向性と内向性について,自己呈示とその内在化の様相が検討されました。(編 […]
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グリットは安定した特性か? 『パーソナリティ研究』内容紹介
「やり抜く力」として注目されているグリットは安定したパーソナリティなのでしょうか。3年間の縦断パネル調査から,グリットの安定性について検討されました。(編集部)
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『障害理解のリフレクション』出版にまつわ...
行為と言葉を手がかりに,日常実践における障害の社会的生成メカニズムの実態に迫る『障害理解のリフレクション』。障害とは,自分とは,社会とは? 編集に携われた栗田季佳・三重大学准教授が,出版にまつわる裏話を語ります。(編集部 […]
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対談 問題解決療法――坂野雄二×平井啓(...
認知行動療法を世界の最先端から日本に定着させるべく奮闘された坂野雄二北海道医療大学名誉教授と平井啓大阪大学准教授が問題解決療法をめぐって語り合いました。その勘所や適用の工夫はどこにあるのでしょうか? 後編です。(編集部)