サイナビ!アーカイブ

目標を追求するときに動機づけを高めるには... 『パーソナリティ研究』内容紹介

私たちは日々の生活の中でいろいろな目標をもち,追求しています。目標追求の過程の中で自分の現在地を知ろうとするプロセスは進捗モニタリングと呼ばれており,いくつかのフレームがあることがわかっています。進捗モニタリングの際に, […]

「科学を否定する人たち」はどんな人なのか... あるセミナーの体験ルポ

気候変動懐疑論,地球平面説,反ワクチン――なぜ科学を否定する人たちがいるのだろうか? 科学否定について心理学的に解説し,科学理解の促進に向けた取り組みを提案した『科学を否定する人たち』を翻訳した心理学者が、とあるセミナー […]

「良い子」であろうとして自分を犠牲にして... 『パーソナリティ研究』内容紹介

「良い子」であろうとして,周囲の期待に応えるために自分を犠牲にし,心が不適応に陥っている状態は「過剰適応」と呼ばれます。過剰適応へのなりやすさと,自己意識特性と呼ばれる性格傾向や周りからの影響の受けやすさとがどう関連する […]

「倫理的罪悪感」を抱く子ほど思いやり行動... 『パーソナリティ研究』内容紹介

他者に物を分け与えたり,困っている人を助けたりといった自発的な思いやり行動(向社会的行動)をよく示すのはどんな子でしょうか? 小学生の子どもたちを対象に,倫理的罪悪感が思いやり行動とどう関連するのか,同情はそれらとどう関 […]

書評『歩行が広げる乳児の世界』 

乳児が歩きはじめることが他の領域の発達にどう影響するのかを描いた話題の新刊,外山紀子・西尾千尋・山本寛樹『歩行が広げる乳児の世界』。領域横断的な発達を捉える発達カスケードの特徴や意義とはどのようなものか。無藤隆・白梅学園 […]

行動観察つれづれ 

領域を超えた発達の様相を捉える「発達カスケード」の視点が注目されています。『歩行が広げる乳児の世界――発達カスケードの探究』著者たちによるリレー連載の第3回(最終回)。新しい技術や道具を取り入れ、「地道」にデータと向き合 […]

ロコモーションの発達と日常経験 

領域を超えた発達の様相を捉える「発達カスケード」の視点が注目されています。『歩行が広げる乳児の世界――発達カスケードの探究』著者たちによるリレー連載の第2回。日常に近い環境から,運動発達の様相を丁寧に捉え,他の領域の発達 […]

自分を受け入れてくれる他者の視点に立って... 『パーソナリティ研究』内容紹介

自分をどう見るかが精神的健康に影響するという知見があります。過去のネガティブな出来事について筆記開示を行った後で,受容的な他者の視点から自分自身や過去のネガティブな出来事を評価することが,自己概念や精神的健康にどのような […]

発達は滝の流れのように:発達カスケードの... 

ハイハイから歩行へと移動運動(ロコモーション)が変化することが,乳児の認知や言語,他者とのかかわりの発達にどのような影響を及ぼすのでしょうか。領域を超えた発達の様相を捉える「発達カスケード」の視点が注目されています。『歩 […]

仕事に特化した先延ばし傾向を測定する日本... 『パーソナリティ研究』内容紹介

やらなければならない仕事があるはずなのに,重要なタスクを後まわしにしてしまったり,スマホをさわってしまったり……。ほとんどの人には,多かれ少なかれそうした経験があるのではないでしょうか。今回,仕事における「先延ばし」に関 […]