日本犯罪社会学会に参加しました

模擬裁判所

昼は予約していればお弁当が用意されているようでした。日曜日は近くで食事できるところがないようで、それぞれで用意しておかないといけません。私は事前に調達。土日開催の学会ではこういうことがたまにあります。だいたい大会ホームページなどに書かれてあるので、よく読んでおかないと困ったことになる場合もあります。

会場を歩いていると、模擬裁判所に関する掲示がありました。桐蔭横浜大学には模擬裁判所の設備があるようです。中は見ることはできませんでしたが、授業等で利用するのでしょうね。

20151122

リスク社会論の意義

さて、午後はシンポジウム「犯罪社会学におけるリスク社会論の意義」が1つだけ開催されていました。参加者のほとんどが集まっているので、会場は大賑わい。

「リスク回避する若者、危険回避する老人」「リスクと犯罪者処遇」「近年の司法福祉領域に見るリスクとセキュリティ」「ドラッグ使用を容認する政策とリスクの統制」「ネオリベラル・リスク社会における児童虐待の問題」の5つの報告を経て、全体での討論がなされました。

取り上げられているテーマや切り口は様々でしたが、何かをリスクとしてとらえることの落とし穴、つまりその文脈やら背景に見える構造を「批判的に」とらえていこう、という共通する視野があるような気がしました。そのあたりは、犯罪「社会学」たる所以なのだと思います。

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私も無自覚でしたが、リスクなどをエビデンスや数字でとらえるということは、強力なパワーを持ちますが、そこには暗黙の前提があったり、捨象しているものがあったり、というということがあるのだなと思いました。

ちなみに2日間のテーマセッションのテーマを拾ってみると、「更生保護と地域社会」「死刑をめぐる最近の状況」「法務総合研究所研究部における最近の調 査・研究」「性犯罪規定の問題点」「主観的健康度と再犯予防」「刑事政策学の復権」となっています。このあたりが犯罪社会学として研究されている研究テー マなのだということがわかりました。

実践につながる研究もされつつ、理論的で批判的な視野ももつ、という面白い学問領域だなと感じた1日でした。


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